2012/03/09

フランス大統領選挙2012 ⑤投票の流れ

Bonjour à tous ! アンサンブル講師のMiwaです。

今年のフランス大統領選挙、第1回投票の4月22日まで
7週間を切りました!立候補者の支持率ランキングですが、
今のところ大きな変化は無く以下の通りです。

1.François Hollande(社会党/PS、左派)

2.Nicolas Sarkozy(国民運動連合/UMP、右派、現大統領)

3.Marine Le Pen(国民戦線/FN、極右派)

4.François Bayrou(民主運動/MoDem、中道派)

5.Jean-Luc Mélenchon(Front de Gauche、左派)

(以下省略)

上位2者はそれぞれ20%以上の支持率を得ていますが、
サルコジ氏は伸び悩み苦戦を強いられている模様です。
選挙当日まで予想がつかない接戦となりそうですね!


さて今回は国民の立場になり、フランス式投票の流れ
を簡単にご紹介したいと思います。


私はフランスに住んでいても変わらず日本国籍なので、
残念ながら選挙で清き一票を投じることはできません。
ただ前回2007年の大統領選挙の際、主人に付き添って、
投票所に足を踏み入れ見学することはできましたので、
そのときの様子をお伝えします。

(投票の方法が変わっていないことを願いつつ…)

選挙の当日、善良な市民は最寄りの投票所へ赴きます。
このときに提示しなければいけないものがこれです、


La carte électorale


「選挙カード」とでも言いましょうか、これが必要なのです。
フランス国籍を持っていれば誰でも投票できるわけではなく、
自分が住んでいる市町村の役所へ行ってこのカードを申請し、
取得した人のみに「投票権」があるのです。

役所ではこの選挙カードの申請に基づき、
投票者リスト」にカード保持者の名前を登録します。
選挙当日は投票所にこのリストが置いてありますので、
選挙カードを提示して自分の名前をリストで確認します。

名前の確認が済んだらいよいよ投票ブースへ進みます!
複数あるブースの前にはたいてい大きな机が置いてあり、
候補者の名前が印刷されたカード
が大量に並べてあります。

原則として投票者は候補者全員分のカード+封筒一枚
を手にブースの中へ入ります。沢山あるカードの中から、
投票したい候補者の名前が書かれた紙一枚だけを選び、
封筒の中に入れて残りのカードはゴミ箱に捨てます。
その封筒を投票箱の中に入れて、完了です!

まあ実際は候補者全員分のカードを取る人はおらず、
上位3〜5人分だけ持って行く人がほとんどですね。
なのでカードの減り具合が候補者によってバラバラ…

何はともあれ、
名前が印刷されたカードを封筒に入れる
という投票形式は、シンプルかつクリアでいいと思います。

自分で候補者の名前を書いたり印をつけるという場合、
スペルミスがあったり候補者のあだ名を書く人がいたり、
変な印を入れたり…無効な投票が増えてしまいますよね。

捨てられるカードのことを思うと、紙の無駄遣い…
と指摘したくもなるのですが、コピー用紙のような
ぺらぺらの紙だったので、目をつむるとしましょう。

今年の投票日も主人に付き添うと思いますので、
もし大きな変更があったらお知らせしますね


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